家の中に潜む“ヒヤリ”を減らす工夫

高齢の方が自宅で転倒やケガをする多くの原因は、家の中にあります。

日常の中で、ちょっと足が引っかかったり、床が滑ったりしたことはありませんか?

「自分は大丈夫」と思っていても、年齢とともに反射神経や筋力は少しずつ変化していきます。


■ 段差の解消

小さな段差でも、つまずくきっかけになります。

玄関や廊下、部屋の出入り口など、よく通る場所は特に注意が必要です。

スロープや緩やかなステップを設置し、安全でスムーズな動線をつくりましょう。


■ 水回りの安全

浴室や洗面所は、家の中でも特に滑りやすい場所です。

濡れた床は思っている以上に危険で、転倒による骨折などの大きなケガにつながることも。

滑り止めマットや手すりを設置すれば、安心感もぐっと高まります。


■ 明るい照明

暗い廊下や階段は、足元の段差や物に気づきにくくなります。

明るい照明やセンサーライトを取り入れて、視界をしっかり確保しましょう。

夜間の移動やトイレへの行き来も、安全に行えるようになります。


「ちょっと危ないかも」と感じたら、できることから見直してみる。

それだけで、家はもっと安心できる場所になります

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